#11 日本で使われる茶器の種類

茶器の紹介
茶器は、お茶を淹れたり、飲んだりするための道具類を指します。
その形状や素材、使われる場面や種類などによって様々な種類があります。
代表的な茶器には、以下のようなものがあります。

茶筒(ちゃづつ)

茶葉を保管する筒状の容器のことです。
みなさんのご家庭にも必ず一つはある茶器だと思いますが、実はこの茶筒も茶道などで使われるものを含めると、非常に奥が深いです。

茶合(ちゃごう)

茶葉の量を計る木製で筒状の茶さじのこと。
(茶量、茶計とも)近年の一般家庭では、茶さじの方が用いられる事が多いです。

急須

茶葉を入れてお湯を注ぎ、淹れるための茶器で、緑茶やほうじ茶などの日本茶でよく使われます。
素材には、陶器、磁器、ガラスなどがあります。

抹茶碗

抹茶を飲むための器で茶碗の形状や大きさは、茶道の流派によって異なります。

茶托(ちゃたく)

茶碗の下に敷く茶器のことで、海外では「コースター」と呼ばれています。
茶托は、お茶を飲む際に必ず置くものではないため、あまり一般家庭では使われないことが多いかもしれません。
多くは、来客、冠婚葬祭などの際に、用いられるものです。

茶筅(ちゃせん)

抹茶を混ぜるために使用する筆状の茶器で、茶道で使用されます。
竹製のものが一般的です。

棗(なつめ)

抹茶を入れるのに用いる茶器の一種です。抹茶は湿度や温度に敏感なので、劣化を防ぐためにも保存性の高い棗を選びます。

茶杓(ちゃしゃく)

抹茶を量るために使用するスプーン状の茶器で、茶道で使用されます。
竹製のものが一般的です。

茶器には、機能的な部分だけでなく、美的な価値があるものも多くあります。
茶道においては、茶器を選ぶことや、使用する際の作法や手順など、美的感覚やマナーを大切です。

 


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