CHA938ロゴに込められた意味

茶草場の象徴として「粟ケ岳」、「カッポシ」、「茶畑」、「生物多様性」を感じさせる存在感のあるロゴデザイン。
CHA938の「938」の数字は下記のストーリー意味があります。

世界農業遺産 CHA938

cha938

CHA938では、SDGsが掲げる17の目標のうち、「9」つの取り組みを行っています。

有機JASマーク商品のお取り扱い

オーガニック栽培では、地域の資源を循環させて使用し、周辺環境にも最大限配慮した栽培方法を心掛けます。持続可能な農業生産は飢餓リスク軽減につながります。

安心・安全で健康的なお茶

日本人の平均寿命は世界でもトップクラスの長さですが、健康でいられる「健康寿命」が長いわけではないことが問題です。CHA938のお茶は深むし茶を中心に展開しており、茶葉が細かく粉も多いため、お湯やお水に溶けにくい茶の成分もたっぷり飲めます。
衛生管理を徹底し、安心・安全な製品を供給します。

やりがいをもって仕事をして経済を成長させる

茶草場農法がより評価され、生産者、地域、製造者一体となり、経済と環境のベクトルが同じ方向を向いて信頼関係を築きながら茶草場農法を継続するよう努力します。CHA938のお茶製品には、「生物多様性保全貢献度シール」がすべて付いており、購入代金の一部が実践者へ還元される仕組みとなっています。

自然と共存する環境に優しい街へ

美味しいお茶を作るという農業の行為「茶草場農法」が、結果として生物多様性の維持に貢献しています。なかでも、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)において世界の研究者から高い評価を受けています。生態系を生かした環境づくりや生物多様性による共生によって、気候変動が引き起こす様々な被害を少なくすることはできます。

環境に配慮した商品づくり

CHA938のティーバッグをマイボトルに入れるだけで、ペットボトルよりも美味しいお茶が手軽に作れます。マイボトルを持ち歩くということは、ペットボトルというゴミを出さないことに繋がり、海の生き物にも優しいです。ティーバッグの素材は植物のデンプンを原料としたバイオマス素材「ソイロン」を使用しています。一般的なティーバッグと違いマイクロプラスチックが出ない、環境に配慮した素材です。また、環境に配慮した発送用資材を採用しております。
※ダンボール:FSC認証材
※ネコポス用発送ケース:ケース購入代金の一部を日本自然保護協会に寄付

周りの人と協力して目標を達成する

地元の茶葉の使用により、地域の持続可能性の向上に貢献します。生産者、地域、製造者で協力し、茶草場農法のお茶を世界へ発信していきます。

cha938

茶草場農法を「3」つの柱でつ・な・ぐ。

土づくり

お茶の栽培で最も重要な
環境に配慮した土づくりです

The most important in growing tea
Creating environment-friendly soil

仲間と共に

お茶作りの伝統を受け継ぎ
新たな一歩を踏み出す

Inheriting the tradition of making tea
Take a new step

グローバル展開

茶草場農法のお茶の美味しさを
世界に伝える

The deliciousness of CHAGUSABA tea
Tell the world

cha938

「8」つの誇れるものを掲げ、茶草場農法のお茶をみなさんへお届けします。

  1. 茶草場周辺地域の人の協力・理解
    これがあってこそ、茶草場農法が守られ、続けていけます。地域の共有財産という意識も強く、労力の補完など相互扶助によって保たれていることも評価されています。
  2. 茶草場の管理者である茶農家の意欲の向上や担い手の育成
    「茶草場農法」の継続・継承のためには、これからのお茶づくりを担う若手生産者たちの育成が必要です。気候変動に苦悩したり、機械が入れないような場所での大変な作業も多い中、周りの人と助け合い、競い合い、伝統を守りながらもより良い納得できるものへと挑戦し続けています。
  3. 茶草場の草による土づくり
    茶園に敷き草を施すことで地温の調整や土壌水分の保持、雑草の抑制、土壌や肥料の流失防止、有機物の供給などの効果があると考えられています。東山の茶園は、この有機物を敷き込んだ、微生物が多い腐植土壌によって、味わい深く香り高いお茶が育つのです。そのため、茶農家の方々は手間ひま掛けてこの農法を守ってきました。良質な土壌を何年もかけて作り上げ、そこで育んだ茶葉には特別な味わいがあります。
  4. 茶草場に生息する稀少な生物
    人の手によって維持管理されている茶草場には、固有種のカケガワフキバッタや絶滅危惧種のサシバが生息しています。なかでも、「定期的な草刈りと草の搬出で環境のうつりかわりの進行を抑制すること」が必要な場所でしか生息できないカケガワフキバッタは、茶草場農法と共存している生物の象徴ではないでしょうか。
  5. 茶草場に咲く稀少な草花
    草地環境が減少した現代では、秋の七草のうち、カワラナデシコやオミナエシ、フジバカマ、キキョウの四種が野生条件では絶滅が心配されるまでに減少しています。これらの秋の七草のすべてが静岡県の茶草場で発見されています。茶草場は、美味しいお茶を造るだけではなく、人と自然が共存するためにも必要とされています。
  6. CHA938のお茶の原料である荒茶
    荒茶は煎茶の原料となる美味しさの要となるもの。CHA938でお取り扱いしているお茶は、数々の品評会で農林水産大臣賞受賞経験のある確かな腕のある荒茶工場です。
  7. CHA938のお茶の仕上技術
    美味しい荒茶がより美味しくなるためにひと手間加えるのが茶師の仕事。荒茶の素材の良さを引き出す加工技術を競う「仕上技術競技会」において、最高金賞を2年連続・通算4回受賞した茶師が仕上げています。
  8. 世界農業遺産に認定された「静岡の茶草場農法」
    世界農業遺産とは、衰退しつつある伝統的な農林水産業、文化風習、生物多様性などの保全を目的に、世界的に重要な農林水産業システムを国際連合食糧農業機関(FAO)が認定した制度です。「静岡の茶草場農法」は、よいお茶を作ろうとする農家の営みや努力と、生物多様性が両立している、世界的にも非常に珍しい事例として認められた証にほかなりません。