10月31日は「日本茶の日」
鎌倉時代である建久2年(西暦1191年)10月31日、臨済宗の開祖の栄西禅師(1141-1215)が、宋(現在の中国)からお茶の種を持ち帰り霊仙寺(りょうせんじ)内石上坊の庭に、日本で始めて蒔いたとされています。
これにより、お茶を飲む文化が一度廃れた日本において、茶の栽培が再び広まることとなりました。
11月1日は「玄米茶の日」
煎茶や番茶などに、炒った玄米を1:1の割合で混ぜ合わせたお茶が玄米茶です。
その玄米茶に含まれる玄米は、かつて11月頃に収獲が始まっていました。
そのため11月1日から新しい「米穀年度」が始まります。
今では10月にはお米の収穫は終わってしまいますが、米穀年度は今でも11月開始の慣例が続いているのだそうです。
ここから11月1日は「玄米茶の日」と全国穀類工業協同組合が制定しました。
秋に日本茶に関する記念日があるのか?
秋に記念日があるかというと、昔は「新茶といえば秋」だったからです。
初夏に摘まれた茶葉は、壺に入れて秋まで低温貯蔵していました。
秋まで茶葉を寝かせることで新茶特有の青臭さが抜け、まろやかで深いコクと風味を増した茶葉に生まれ変わります。
その生まれ変わった茶葉を、その年の「新茶」としたそうです。
こういった理由で、実は抹茶の旬(新茶の時期)も秋(11月頃)なのです。
秋の日本茶を楽しもう
10月は暑さも和らぎ、樹々も色づき出します。
読書やスポーツなど何をするにも気持ちがよい季節です。
お茶とおいしいお茶菓子があれば、即席の野点だって楽しむことができます。
ぜひ、今年の秋はCHA938茶をおともにお出かけください。