「福茶」は緑茶の中に梅干しを入れる飲み方で、
福を招く縁起物として飲まれるお茶です。
お正月に健康長寿や無病息災を願って飲まれています。
平安時代、京の都で疫病が流行した年に
梅干し入りのお茶を飲むことで疫病がおさまったことがあり、
村上天皇が正月元旦に梅干し緑茶を嗜むようになったことで
一般の方にも普及しました。
緑茶と一緒に飲むことで、体が温められるため効果が期待できます。
梅干しに含まれるエポキシオニレール、
緑茶に含まれるカテキンなど、
それぞれに殺菌効果のある成分が含まれています。
そのため、日頃から梅干し緑茶(福茶)を飲むことは
インフルエンザのような感染症や風邪を予防すると言われています。
【福茶の作り方】
「材料」
・梅干し1個
・緑茶(煎茶)
・お湯(80度程度)
「作り方」
1. 急須に茶葉を入れて湯を注ぐ
2. 緑茶を湯呑に注ぎ、梅を加える
梅干しを潰しながら飲むことでより梅干しの酸味や甘みを味わうことができます。
お湯の温度は甘みと渋みのバランスが良い80度~70度で入れるのがポイントです。
お正月に是非「福茶」をお試しください。
来年も無病息災で過ごせますよう、心より願っております。